財務戦略(資金調達と投資・回収)

財務諸表(財務3表)

1.財務とは

財務とは、経営戦略を実現するための資金(お金)の「管理」「調達」「運用」をコントロールすること

「管理」は、経営状況把握(記録・計算・整理・報告・保管)
「調達」は、お金をどこから持ってくるの?
「運用」は、何に使うの?

★中小企業に必要な財務対策とは”儲けぐせ=利益体質”!
再投資ができないと、売上は上がらない(売上はいらない。利益は生むこと。)→成長経営を実現する財務対策は、利益を生むこと。
中小企業は、商品研究開発はやらないこと。すでにうまくいっていることにくい込むこと。

・ビジネスはお客が欲しいものを欲しい価格で売れるようにすること。
 そのためには、仕入れがすべて(バイイング)を強化

・売上の拡大=資産の拡大なくしてありえない

TOPがすべきこと・・・経営状況を把握し、未来への戦略・戦術を意思決定すること(その他のことは誰かに任せても良い)
そのためには、計数管理が重要で、重要な数字の定点観測(毎年・毎月・毎日の特定日の1点を観測すること)が大切である

総資本対経常利益率(ROI=Return on Investment)とは、使用した総資本に対して、年間いくらの経常利益高を上げているか?
 中小企業はROI20%を目指せ(急成長するためには30%、理想は40%で5年で回収)

人時生産性・・・1人1時間あたり、いくらの荒利益高を稼いだか?→5,000円ないと利益が出ない(4,000円標準)
交差比率・・・商品資本あたり、いくらの荒利益高を稼いだか?→目標200%以上
経費に他する生産性=1.25倍

2.財務諸表(財務3表)

⑴損益計算書(業務の損益)
⑵貸借対照表(会社の財産状態)・・・これが財務(右左表)
⑶キャッシュフロー計算書(手元の現金)

⑴損益計算書
損益計算書
・売上高=売上は預かり金=人の金
・売上原価
・荒利益=俺の金・・・商品サービス販売による利益(経費を差し引く前の利益)
・一般経費(販売管理費)
・営業利益・・・・事業活動を通じての損益
・営業外収益・費用
・経常利益(ケイツネ)・・・事業以外の収支も合算した損益
・特別利益・損失
・税引前当期純利益・・・税金を払う前の損益
・法人税+住民税+事業税
・当期純利益・・・税金を払った後の損益

⑵右左表(貸借対照表)・・・財務そのもの
貸借対照表
左側(資産)は、会社が持っているものすべて
右側の資本の金負債は人の金。(どこから資金を持って来たか)
(資本は自分の金と利益剰余金:税引後純利益を内部留保したもの)

資産とは「人」「知識」「金」「土地」など、売上が上がる可能性のあるもの・・・資産が増えない限り、売上は上がらない。

ちょっとしかない金を投資と回収で増やすこと。金がないと手の打ちようがない。最初に用意するのは金。

お客様が喜ぶことで金を儲ける!再投資すれば勝手に大きくなる。

継続した経営の成長のためには、再投資が必要になってくるが、再投資の資本の源泉は自己資本である。(新しく借りる資本の源泉でもある)
したがって、成長速度に比例して、自己資本の増加が必要となる。

銀行が見ているのは、資本が年々増えているか。ということ。
資本が増えていると担保不要でお金を貸してくれる。増えない会社は担保が必要。

自己資本の増加方法
①全く新しい資金を、資本金として払い込む
②配当して、増資(資本金)
③給料を取って、増資(資本金)
④利益の内部留保(剰余金)

給料を多くとる。
未払金で現金は動かさない。
未払金を増資に回す。
個人の税金は増えるが、それは借り入れを増やすため(=会社を伸ばすため)の政策。
この税金は社会貢献である。
これが財務戦略。

生活保証金を先に作る。
だから思い切って経営ができる。
プライベートカンパニーを作る。
保険代理店などで社長個人のお金を作る。
アメリカの経営者が真っ先に学ぶのは生活保証金(外部留保)の作り方。
そして、次の戦略が内部留保。

⑶キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書
計数管理の中でキャッシュフローが最も重要
(理由1)会社はお金がなくなった時に潰れる(黒字でもキャッシュがなくなれば倒産する。赤字でもキャッシュがあれば続きます。)
(理由2)キャッシュが最も流動性の高い資源であり、その他の経営資源と交換しやすい

①営業活動によるキャッシュフロー(税引後純利益高+減価償却費)・・・増えて良い
②投資活動によるキャッシュフロー・・・少し減った方が良い
③財務活動によるキャッシュフロー・・・減った方が良い

キャッシュを増やす11の方法
①売上を上げる
②原価を減らす
③固定費を減らす
④営業外費用を減らす
⑤税金を減らす
⑥請求を早くする
⑦代金を早く回収する
⑧支払を遅らせる(支払相手には前もって合意が必要)
⑨入金を早める
⑩借り入れする
11増資する

(第3の資金)
・回転差資金・・・支払いサイトと回収サイトとの日程調整が使用できる(ビジネスの鉄則は支払いを遅くすること)

3.資金調達

資金調達のメリット・デメリット
【資金調達8つのルート】
①自己資金(最初は自分のお金を用意する。タネ銭。)
②日本政策金融公庫(政策金融だけに対象は広いが、審査は厳しい)
③投資家/エンジェル(収益性だけでなく、あなたの事業に惚れている人)
④信用金庫(銀行の中では最も小さな会社に好意的)
⑤地方銀行/中堅銀行(都市銀行よりはハードルは低い)
⑥都市銀行(ハードルは高い)
⑦VC(出資は自主権を喪失する事を忘れてはならない)
⑧友人や家族(友情や愛を簡単にお金に換えようとしてはいけない)
★補助金・助成金は安定供給に課題があるので外しています

(出資)
注意点として、上記の中で③と⑧は出資ということになりますから、返済義務はないですが、利益が出たら配当を行う必要があります。それ以上に他人資本が50%以上入ると、経営の意思決定が他者に委ねるということになりますから、自分の思い通りにはならないことを覚悟しておくべきでしょう!

(借入)
再投資(固定資産)する時、自己資本で不足する場合は、5年以上の長期借入金でまかなう。
(固定長期適合率=固定投資/自己資本+長期借入金=100%)
金利よりも借入期間を長くする。(金利が高い時は短く、金利が安い時は長くがセオリー)
・返済財源はキャッシュフローから
借入金の限度額=5年分のキャッシュフロー(返済財源=税引後純利益+減価償却費)
・固定投資はキャッシュフローの5年分以内
・銀行対策→毎月の月次決算書を持って上層部に報告すること。毎月会うこと。
・固定資産を計画的に増加させる→吉野家の倒産は固定資産がなかったので、銀行が手を引いた。売上が低迷する時は必ず来るので、それに備えるために固定資産を計画的に増やしていくこと。資産の理想は1/4〜1/5は自己所有する。(銀行が見ているのは、資産の状況と資本の増加で、売上はあまり見ていない)

4.投資対効果

ROI=Return on Investment)
お金も時間も浪費と消費と投資を選べるねん
・お金(時間)をどこに使うかが最も大切
「空費」遊ぶお金。自分の快楽などに使うお金。時にリフレッシュは必要だが、できる限り使わなくても良いお金の使い方
「浪費」移動時間など、使わされるお金(時間=お金)。移動時間に読書(投資に変わる)とか時間をお金で買う発想が必要。
「消費」生活に必要なお金。普通のレベルの生活に必要な衣食住のお金の使い方
投資」資産が増えるお金の使い方=未来にお金が増える可能性の高いお金の使い方
✳︎その時の状況で優先順位は変わる
✳︎TOPへの自己投資が一番リターンが大きい
✳︎設備投資や固定資産への投資は、成長するには欠かせない
お金の使い方

5.分配率コントロール

・・・この比率を守らないと、企業は確実に崩壊する
ビジネスは社会に価値を提供することだが、お金の面だけで言えば、投資と回収の仕組みなので、投資と回収の金額の大きさを回転させて、少しづつその量を増やしていくことで、会社を成長させる
  労働分配率(35〜40、あるべき姿38、限界42以上33以下・50まで)
  設備分配率(不動産分配率)(15〜26、あるべき姿18、限界30以上13以下)
  販促分配率(5〜10、あるべき姿6、限界12以上3以下)
  管理分配率(35〜24、あるべき姿18、限界26以上13以下)
  残り・・・利潤分配率(営業利益)(15〜25、あるべき姿20、限界10以下)

経営の原理原則
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自らが創業者であり、23年間の経営経験とIT×マーケティングスキル、そして経営や起業についての知識を駆使して、お役に立てることを展開して行こうと考えております。

それは、会社があろうがなかろうが、幸せに自立した若者を増やすことや奮起して志高く起業する若者をより多く輩出してまいることを私の「志」とする所存です。

一方で私は数々の失敗も経験し、そんな時本気で勉強しながら、回り道をしながらではありますが、何とか会社を維持してこれました。

そんな失敗から学んだこともお話させていただくことで、これから来る方に同じ失敗を犯して欲しくないという想いもあります。

若者が元気になることで、子供も高齢者も元気になり、日本が元気になる、そんなスパイラルを起こしていくことに本気で貢献してまいります。

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